農業改善とは?
農業改善とは、「問題を発見」して「問題解決」することであり、そのためには生産性向上活動を推進する必要がある。
農業においても、日々発生する問題から改善すべき課題を設定し、コツコツ改善することが大きな成果につながる。
農業においてこそ、日々改善することが求められている。
農業における改善(生産性向上活動)とは、どんなことか?を考えてみる。
生産性は、経営資源である人や農業機械、圃場、資材などを投入して、農作物をどの程度産出したか?をあらわす指標である。例えば、農作業2,000時間で、ほうれん草を1,000万円の売上高の場合、生産性(一人時間当たり売上高)は、5,000円/人・時間となる。
生産性向上とは、OUTPUTとINPUTの変換効率を向上することである。具体的には、OUTPUT拡大(例:収量UP、秀品率UPなど)とINPUT削減(作業時間短縮、使用資材量削減、購入単価低減など)が考えられる。
生産性向上を図るポイントは、
① 自社の農業経営の特性をふまえた適正な生産性向上指標を設定すること
② 定量的なデータにもとづいて、生産性をモニタリングすること
③ モニタリングした結果にもとづき、要因を分析して改善を推進すること
④
改善した結果を、生産性指標で結果を確認し、適宜、次善策を実施すること
である。